ぼちぼちお盆モードで、お寺も普段以上に賑わっています。昨日、夜遅くにもかかわらず「蝉」さんが参詣に来られました。今朝は朝のお勤めに、写真の方がお参りに来られました。お勤めの終わりまでしっかりお付き合いいただいたと思ったら、いつの間にか帰られました。

「臨床宗教師」とは、東日本大震災後に被災者と関わったこと宗教者の活動を契機に、宮城県で終末期の在宅医療に尽力した故・岡部健（医師が提言、2012年に東北大学において養成講座が創設されました。海外では「チャプレン」「ビハーラ僧」などの呼称で医療や福祉、教育施設などで浸透している宗教者がモデルで、布教や伝道を目的せず、生きる意味を見失い孤独を抱える人たちにが向き合う役割が期待され、悲嘆を受け止める傾聴を基本に心のケアを行います。

最近、「臨床宗教師」の活躍が注目されつつあります。その活動に敬服するとともに、自分自身も学びを深めていきたいと考えています。

暑いです。37℃はあるのではないかと思われる城陽です。蝉が騒がしい境内ですが、あまり虫にすかれる木がないなかで、一番人気はこの木です。画像には２匹程度しかいませんが、数十匹は蝉がとまっています。何の木なのでしょうね。

千日回峰行（せんにちかいほうぎょう）といえば、比叡山の峰々をぬうように巡って礼拝する修行で、7年間かけて行なわれる、比叡山廷暦寺でも荒行中の荒行とされています。我々浄土門のものには、及びもつかない行ですが、「修験道」にも、奈良県吉野の大峰山で、往復48キロ、高低差1300m以上の山道を1日16時間かけて、1000日間歩き続ける修行「大峰千日回峰行」が受け継がれているそうです。リンクは、その「大峰千日回峰行」を足掛け9年かけて成満した塩沼亮潤師のインタビューです。宗派は違えど、学びを得るものがいろいろあります。

そろそろお盆ですが、最近は住宅事情にあわせていろいろなグッズがでているようですね。もちろん飾ることは大事ですが、それと同時にお盆の意味も忘れないでほしいものですね。

早朝、電気を消した本堂から外を見ると、すでに夏空、今日も暑そうです。かつてはすりガラスの扉で外の様子を見ることができませんでしたが、一昨年に改修、本堂内から季節を感じることができるようになりました。

正行寺の檀家さんは、隣組を組んでいます。自治会にも隣組がありますが、その元となったのが寺の隣組だと思われます。おそらくかつては、村の家すべてが寺の隣組に属していたのでしょう。

隣組では年ごとに輪番の組長さんが選ばれ、寺の運営のお手伝いをしていただいています。昨日は今年度第２回目の総代さん、組長さんが集まっての委員会で、お盆の一連の行事についての確認をしました。檀家さんに支えられての寺であると実感する仕組みです。

今日、初参りがありました。神社へのお宮参りは一般的にもよく聞きますが、このあたりではお宮参りと同様に、お寺へも初参りをされる風習が残っています。ただ、今や一年に一件あるかないかですが、今日のお子さんは、上のお子さんもお見えになりました。健やかな成長を本堂の二人のお地蔵様に祈願いたしました。

蝉の声がなきさかるなか、境内の足下に、今日はハナニラがいっぱい咲いています。お地蔵様のまわりにも……。

世は３連休で子どもたちは待ちに待った夏休みです。しかし、子どもには申し訳ないですが、３連休の最終日になってようやく子どもとの時間ができました。

梅雨明けよろしく、本格的な夏空にプールを出して水遊び。お地蔵さんがしっかりと見守ってくださいました。