今日の棚経は21軒の予定。午前中の10軒を終えて昼休み中です。写真は、とある信徒さん宅での盆飾りのほおずきです。見慣れない飾り方だなと思っていたら、ご主人が長崎出身で、その地方ではこのように飾るのだとか。勉強になりました。

今日は14軒の棚経、午前中は伏見区から宇治市、富野荘駅周辺のお宅へ。午後からは宇治田原から最後は近江八幡。途中、写真のようはメモを檀家さん宅で発見。今まで気付かなかった。これも京都のよき風習でしょうか。

今日からいよいよお盆モードです。午前中は、水主・法念寺様の施餓鬼会に出勤。門中の長老さんだけに、いろいろ勉強になります。来年には五重相伝を開莚される予定です。

午後からは、初盆を迎える檀家さん宅へのご回向７軒と棚経１軒。初盆飾りを祀ると、ご家族は悲しみを新たにされるとともに、亡き人への供養の心も深まります。その心に寄り添うことができるよう、お盆のお参りを勤め上げたいと思います。

今日は塔婆書き等、朝からお盆の準備をしました。当山では、盆施餓鬼は初盆の方のみが対象で、また年中行事での塔婆回向の風習があまりないので、それほど塔婆書きに追い回されることもありません。それでも今日は大小あわせて約３０本は書いたでしょうか。１本１本、施主の方の思いを大切に書かせていただきました。

夕方には、子どもに付き合って、近所のコミュニティセンターの夏祭りに。夕立後で、やや涼しい中、大勢で賑わっていました。

七日盆とは、お盆の準備を始めるといわれる日です。当山では、お墓の掃除に早朝から檀家さんがお見えになり、本堂で先祖回向をするというのが昔からの風習です。

毎年、七日盆を迎えると、いよいよお盆が始まります。明日、明後日には、初盆参り、棚経、初盆施餓鬼の準備をし、10日から17日までお盆の行事が続きます。ちょっととんで、23日の地蔵盆でお盆行事も終わりです。しっかりと勤めあげたいと思います。

ぼちぼちお盆モードで、お寺も普段以上に賑わっています。昨日、夜遅くにもかかわらず「蝉」さんが参詣に来られました。今朝は朝のお勤めに、写真の方がお参りに来られました。お勤めの終わりまでしっかりお付き合いいただいたと思ったら、いつの間にか帰られました。

「臨床宗教師」とは、東日本大震災後に被災者と関わったこと宗教者の活動を契機に、宮城県で終末期の在宅医療に尽力した故・岡部健（医師が提言、2012年に東北大学において養成講座が創設されました。海外では「チャプレン」「ビハーラ僧」などの呼称で医療や福祉、教育施設などで浸透している宗教者がモデルで、布教や伝道を目的せず、生きる意味を見失い孤独を抱える人たちにが向き合う役割が期待され、悲嘆を受け止める傾聴を基本に心のケアを行います。

最近、「臨床宗教師」の活躍が注目されつつあります。その活動に敬服するとともに、自分自身も学びを深めていきたいと考えています。

暑いです。37℃はあるのではないかと思われる城陽です。蝉が騒がしい境内ですが、あまり虫にすかれる木がないなかで、一番人気はこの木です。画像には２匹程度しかいませんが、数十匹は蝉がとまっています。何の木なのでしょうね。

千日回峰行（せんにちかいほうぎょう）といえば、比叡山の峰々をぬうように巡って礼拝する修行で、7年間かけて行なわれる、比叡山廷暦寺でも荒行中の荒行とされています。我々浄土門のものには、及びもつかない行ですが、「修験道」にも、奈良県吉野の大峰山で、往復48キロ、高低差1300m以上の山道を1日16時間かけて、1000日間歩き続ける修行「大峰千日回峰行」が受け継がれているそうです。リンクは、その「大峰千日回峰行」を足掛け9年かけて成満した塩沼亮潤師のインタビューです。宗派は違えど、学びを得るものがいろいろあります。

そろそろお盆ですが、最近は住宅事情にあわせていろいろなグッズがでているようですね。もちろん飾ることは大事ですが、それと同時にお盆の意味も忘れないでほしいものですね。